沖縄ではお盆を旧暦でおこなうため、今年のお盆は、8/10~8/12の3日間となっています。お盆初日は「ウンケー(お迎え)」、2日目を「ナカヌヒー」、3日目を「ウークイ(お送り)」といい、今日がウンケーの日となっています。
おきなわワールド 琉球王国城下町内「旧上里家」の仏壇飾りもお盆仕様になりました。旧上里家には自由に上がってくつろぐことができますので、ぜひこの機会にご覧ください。
沖縄のお盆のお供え物は、このようになっています。(地域や時代によって異なるところもあります)。さとうきびはグーサンウージといい、ご先祖さまの杖代わりになります。芭蕉で作った精霊馬を供えるところもあるようです。本土ではナスときゅうりで作りますよね。
ウンケーの日は、家の前でお線香をたいてご先祖様をお迎えします。
お盆の間、仏壇には3度の食事のたびにお膳が供えられます。
写真のウサンミ(御三味、昆布やかまぼこなど9品のおかず)とお餅は、最後のウークイの日の夕食に供えられます。
ウークイの日の夜には、グソー(あの世)のお金である、黄色い紙でできたウチカビ(打紙)を燃やし、ご先祖様をあの世に送り出します。このウチカビを燃やす風習は中国から伝来したもので、台湾・韓国などでも同様の風習があるそうです。
旧上里家には、拝み方などを詳しく解説した読み物も設置されておりますので、読みながらウートートーしていってもいいですね。
みなさんのご先祖が無事に帰ってこれますように。