ハイタイ~
今日、9月18日は語呂合わせで「しまく(9)とぅば(18)」の日となっています。
「しまくとぅば」とは、島の言葉=琉球方言の意味で、古い時代の日本語と同じルーツを持っていますが、島々の中で独自に発展してきました。
県内各地で受け継がれてきたしまくとぅばは、組踊や琉球舞踊など沖縄文化の基層にもなっていますが、ユネスコによって「消滅の危機にある言語」にも指定されています。
また、沖縄県の行った意識調査では、しまくとぅばをよく使うのは県民の3割ほどとなっており、若年層になるほどしまくとぅばが使えない状況にあることが明らかになっています。
そんなしまくとぅばを次世代に継承するため、2006年沖縄県によって「しまくとぅばの日」が制定されました。
現在では、しまくとぅばに親しみをもってもらうために、観光のおもてなしや商品名など、様々な方面でしまくとぅばの使用が推奨されているんです。
参考:「しまくとぅば普及推進計画」及び「しまくとぅば普及推進行動計画」について/沖縄県 (pref.okinawa.jp)
しまくとぅばの日に関連して、琉球王国城下町の各民家に、「しま言葉クイズ」が出現しています。
民家でゆくいながら、クイズの答えを考えてみてくださいね~。
ちむどんどんは、某ドラマの影響で県外の方にも知名度が高くなりましたね~。
じんぶなーでちゅーばーな人間になりたいものです。
沖縄のことわざを「黄金言葉(くがにくとぅば)」と言いますが、これもいろいろなものがあります。
有名なのが、「命どぅ宝(命こそ宝)」「いちゃりばちょーでー(一度会えばみな兄弟)」など。
沖縄県民でもあまり聞いたことがないかも?と思った黄金言葉を見つけたので、個人的に心に響いたものをいくつか紹介します。
①「出しからぬ 言葉― 取いや 含まいん」
訳:一度出した言葉は戻ってこない。言葉遣いを慎重にしないと取り返しのつかないことになる。(宮古島)
②「玉ー 砕きてぃん 光れー 失ーん」
訳:玉(宝石)は砕けても光は失わない。人は落ちぶれても本性は変わらない。誇りを捨てないことが大切。(沖縄本島中南部)
③「有りゃ あんでぃ 嬉(しゃ)なきんわんな
無(み)ぬりゃ 無(み)ぬんでぃどぅむきわんな」
訳:有ったら有ったで喜ぶな、無かったら無かったで悲しむな。お金や物の有る無しで喜んだり嘆いたりするな。大切なことは心が豊かであるかどうかである。(与那国)
引用:黄金言葉カレンダー cecc275aea6636fdb0518d2cdbdd40ca.pdf (shimakutuba.jp)
今の時代でも、グッとくる言葉がたくさんですね~。
みなさんも、お気に入りのしまくとぅばを探して、使ってみてくださいね。
それでは、またやーさい(*^^*)