3月にもなると、沖縄では夏の陽気を感じる日も多くなってきます。
この時期、沖縄の人たちが心待ちにしていることのひとつが、旧暦3月3日の「ハマウリ」です。
ハマウリ、みなさまはご存じでしょうか?
漢字で書くと「浜下り」。
「ひな祭り」に相当するような沖縄ならではの行事です。
美男に化けた蛇の子どもを身ごもってしまった女性が海で身を清めたという言い伝えがあり、旧暦3月3日は海へ出かけ海水に手足を浸して身を清め、健康祈願するという風習がうまれたそう。
また旧暦3月3日は干満の差が1年間で最も大きい大潮になるということもあり、干潮時には海岸に出かけて、多くの人が魚介類などを採っていたようです。
現代の沖縄では、ハマウリは「海開き」というような意味合いにもなり、この日はたくさんの家族連れで海岸が賑わうんですよ~。
海に囲まれ、海から多くの恩恵を受け続けている沖縄。
沖縄の人々にとって、海が生活にほど近いものであることが、この日の海岸の光景を見るととても実感できます。
今年2023年は、4月22日(土)が旧歴の3月3日にあたります。
この時期に沖縄旅行を計画されている方は、ぜひ海を訪れてみてくださいね。
沖縄旅行として真っ先にイメージした「青い海」とはまた違った、とても美しい風景を見ることができるはずです。